絶対音感は、どうやって身につく?幼児期に養いたい音楽の力 | 白ゆりベビースクール

埼玉県唯一の0歳,1歳,2歳児に特化した幼児教室 白ゆりベビースクール

2021.01.30

絶対音感は、どうやって身につく?幼児期に養いたい音楽の力

「絶対音感」という言葉を知っていますか??簡単に言えば、聞いた音を「ドレミ・・・」の音階で判別することができる力のことです。

モーツアルトや、ベートーヴェンのような有名な音楽家のほか、相対性理論で有名なアインシュタインも絶対音感を持っていたと言われており、絶対音感をもつことは、脳の発育にも影響があることがわかっています。

今日は、「絶対音感」についてお話していきたいと思います。

絶対音感とは

「絶対音感」の人は、音を聞いただけで、その音が「ド」である、「ミ」であるということがすぐにわかります。

聴くだけで音がわかるので、楽譜を見なくても、楽器演奏ができたり、楽譜に書き起こすことができるのです。

聴き取れる音は、音楽に限らず、雨の音、救急車のサイレンや、電車が発車する時に流れてくるメロディなどの日常的に聞こえてくる音に対しても

絶対音感の人は、「ドレミファソラシド」の音階に変換することができます。

絶対音感を身につけるためには、「聴音」などの音を聞き分けるトレーニングが必要です。

トレーニングは、ピアノ教室などの音楽教室で行なっていたり、絶対音感を身につけさせることを専門とした教室で受けることができます。

絶対音感は、幼児期にしか身につかない

絶対音感の発達には、臨界期があり、6歳を超えてしまうと、身につけることが難しいと言われています。

聴覚の発達は、五感の中でもスピードが早く、小学校の中学年ごろには、発達が止まってしまうのだそうです。

お子さまに「絶対音感」を身に付けさせたい、将来の可能性を広げてあげたいとお考えの方は、発達の時期を逃さないようお気をつけください。

絶対音感と相対音感の違い

絶対音感とは別に、相対音感というものもあります。

相対音感は、基準の音を聞けば、その音を基準として他の音の高さを判別することができる力です。

相対音感は、適切なトレーニングを積めば、大人になってからも身につけることができます。

絶対音感は脳の発育によい影響を与える

絶対音感に関する研究結果をご紹介します。

音楽を職業としているチームと、音楽を学んだことがないチームに対して、MRIで左右の脳の状態を比較しました。

それぞれのチームの人数は、30人です。

音楽を職業としているチームのうち、11人は、絶対音感を持った人たちです。

研究の結果、絶対音感を持っている11人の脳は、絶対音感を持っていない人たちと比べて、左脳の側頭平面という場所が、右脳の側頭平面の2倍の大きさに発達していることが明らかになりました。

左脳の側頭平面は、言葉の理解・数学的能力に深く携わっている場所です。

絶対音感を身につけることは、音楽的な力を磨く以外にも、良い影響をもたらすことがわかりました。

リリーの音楽指導

リリーでは、毎日の保育に音楽の時間を取り入れています。

音楽は、心を楽しくさせてくれる、感動を与えてくれるものです。

音楽を通じた体験は、その感動を表現する意欲や、創造性を育みます。

子どもたちと一緒に「ドレミ・・・」の音階で歌ったり、季節の歌を歌ったり、踊ったり、楽しく活動をしています。

リリーのお友達の年齢は、絶対音感を身につける年齢のはじまりになりますので
音を聞き取る「聴音」や、リズムあそびで、正確な音程で歌ったり、身体を使ってリズム感を育てます。

先生やお友達と楽しく遊びながら、自然と音感を育むことができますよ。