子どもの体幹を鍛える効果。運動能力、学習意欲の向上など、身体面・心理面でプラスに! | 白ゆりベビースクール

埼玉県唯一の0歳,1歳,2歳児に特化した幼児教室 白ゆりベビースクール

2020.06.09

子どもの体幹を鍛える効果。運動能力、学習意欲の向上など、身体面・心理面でプラスに!

今日は、運動にまつわるお話です。

ダイエットやスポーツなどで、「体幹を鍛える」「体幹トレーニング」という言葉を耳にされることがあると思いますが、最近の研究では、体幹を鍛えると身体面はもちろん学習や部活動への意欲が高まるなど、心理面にプラスの作用があることがわかっています。

今回は、体幹を鍛えることで得られる効果や、リリーでの運動への取り組みについてご紹介していきます。

体幹の役割

はじめに、体幹が担っている役割について触れておきます。

体幹とは、身体の中心となる、頭、四肢を除いた胴体部分のことです。

お腹まわりをイメージされる方もいるかもしれませんが、体幹には、背中や腰回りも含まれます。

身体を動かすときは、体幹にくっ付いている腹筋や背筋等の大きな筋肉がまず動き、それに連動して手足の筋肉が動きます。

動きの大元となるので、鍛えることによって様々な運動がスムーズになり、運動能力が向上します。

体幹の役割は、以下の3つです。

・内臓を所定の位置に収める(生命の維持)
・身体を支える(姿勢を維持)
・身体を動かす(運動)

このとおり重要な役割を担っている体幹ですが、運動不足などによって体幹が鍛えられていない場合、日常生活において様々な弊害が起こると言います。

怪我をしやすい、疲れやすい・・など、体幹が弱いと起こる問題。

道で転ぶ女の子

近年、子どもたちの運動量の減少が深刻になっています。

ある自治体の教育委員会が実施したアンケート調査では、子どもたちのマナー・ルールで気になることについて、半数の人が「周囲に気兼ねせずにどこにでも座り込む」という点を挙げています。

運動不足で体幹が鍛えられていないと、疲れやすくなる、姿勢が悪くなる、バランスが取れずフラついてしまう、怪我をしやすくなるなど、色々と困ることがあります。

特に怪我には、注意したいところです。

大人であれば、不意に転んでしまったとしても、さっと手が前に出るでしょう。

これは、今までの経験によって、危険を察知する能力、身体の守り方、身体の使い方を知っているからこそ、できることです。

しかし、小さな子どもの場合、人生経験も少ない上、身体の使い方が未熟なので、受け身が取れずに頭を強く打ってしまったり、大怪我につながる可能性があります。

子どもが自分自身を守るためにも、日頃から適度に運動をさせてあげることが大切です。

現代は、家庭用ゲームやスマートフォンなど、おうちの中で遊べるものであふれているので、意識的にお外に出て遊んだり、歩いたりする時間を増やしてあげてください。

体幹を鍛える効果。学習意欲にも効果あり!

体幹を鍛えることによって、以下のメリットがあるそうです。

・怪我をしにくくなる
・運動能力が向上する
・バランス感覚が養われる
・学習意欲が向上する
・自己抑制ができる

赤字部分のような内面的なアプローチにもつながるというのは、少し意外ではないでしょうか??

最近の研究で「良い姿勢でいること」が、学習意欲、自己抑制、自己効力感などにプラスに働くことがわかっています。

正しい姿勢と体幹は、表裏一体です。体幹を安定させることで、姿勢も整います。

正しい姿勢

小学生〜高校生を対象に「良い姿勢でいること」を徹底的に指導した生徒と、そうではない生徒を長期に渡って調査したところ、良い姿勢を指導した生徒の方が、

・学習や部活動への意欲
・自己抑制(嫌いなものでも食べる、宿題に飽きても最後までやり通す)
・自己効力感(やればできる、将来やってみたいことがある)

などが高く、逆に「何をやってもうまくいかない」などのネガティブ思考は低い傾向にあったそうです。

そして、日常生活に運動や体幹を鍛えるプログラムを取り入れてもらうと、立位姿勢の変化が見られ、姿勢改善につながるという結果になりました。

つまり、体幹を鍛えることは、良い姿勢を保つ行動や意識に繋がり、それが学習意欲や、自己抑制など、内面的にプラスの作用をもたらすことがわかったのです。

日常的に子どもたちの体幹を鍛える!安田式遊具

ここからは、リリーでの運動への取り組みについてお話していきます。

リリーでは、お天気の悪い日を除いて、毎日お外で遊ぶ時間があります。

身体の使い方を覚えたり、怪我をしにくくなったり、集団行動に慣れたり、お外遊びにはたくさんの学びがあるのです。

広い園庭には、安田式遊具がたくさん置かれています。

安田式遊具の設置数は、日本一です!

安田式遊具で遊ぶ子供たち
遊具で遊ぶ子供たち

安田式遊具は、教育者で器械体操の選手だった安田祐治先生が、考案しました。

見ていて楽しくなるような色合い、抜群の安定感、「ちょっと怖いけどやってみよう」と思わせるワクワク感など、子どもたちの好奇心を引き出す工夫がたくさん詰まっている遊具です。

様々な身体の動きを引き出す作りになっているので、自然と腕の力や体幹が鍛えられます。

体幹が鍛えられていれば、咄嗟に転んでしまったときに、身体を支えることができるので、大きな怪我を防げます。

安田式遊具は、リリーの無料体験で遊ぶことができますので、遊んでみたい方はお申込みください!

無料体験のお申し込み

▼関連ブログ
自発的な行動・意欲を育てる安田式体育遊び

子どもの頃に、走る、跳ぶ、転がる、登る、渡るの動作をムラなく行う事で、運動能力や自分の身を守る力が向上します。

お外で遊ぶ機会や、場所がない場合は、お家で片足でケンケンしたり、ハイハイをするだけでも体幹を鍛えられるので、オススメです。

身体的にも、内面的にもプラスの作用があるので、ちょっとずつ体幹を意識された運動を取り入れてみるのはいかがでしょうか!?