イヤイヤ期(1歳、2歳、3歳)の子どもとの向き合い方 | 白ゆりベビースクール

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2020.01.06

イヤイヤ期(1歳、2歳、3歳)の子どもとの向き合い方

今日のテーマは、白ゆりベビースクールでもご相談を受ける「イヤイヤ期」についてです。

1番よく聞くお話は「自分でやりたいとダダをこねる」「ダメと言ったことに対して泣きわめいてしまう」などの激しい感情表現に困ってしまうことです。

この記事を読んでいるあなたもお心当たりはありませんか?

「やめなさい」→「イヤだ!」
「やりなさい」→「イヤだ!」
「もう勝手にして」→さらにギャン泣き・・・ 泣きたいのはお母さんの方ですね・・・

今回は、そんな時子どもとどう向き合って対処していけばいいのか、抑えていただきたいポイントをご紹介します。

イヤイヤ期は、自我の芽生え

ポイントの前に、どうしてイヤイヤ期があるのかという点に触れたいと思います。

生まれたばかりの頃は、自分と他人すら認識することができていない状態です。

それが、徐々に自我が芽生え、自分を主張できるように成長していきます。

自我の芽生え

しかし、イヤイヤ期と言われる年齢(1歳、2歳、3歳)は、自分の感情を制御することができません。

4才頃になれば周囲に合わせて、我慢したりできるようになってきますので、ポイントを抑えてイヤイヤ期だからこそ余裕をもった子育てをしていきましょう。

ポイント① 叱るという行為に意味を持たせる

子どもを叱る時、どの場面は叱って、どの場面は抑えるべきなのか迷う時はありませんか?

叱らないと我儘になってしまうのではないかと不安になり、結果一日中怒りっぱなしになってしまう・・・なんてこともあるかもしれませんが、イヤイヤ期は、叱るべきタイミングを抑えていくことが大切です。

叱るという行為に意味を持たせるためにも、しょっちゅうガミガミ怒ることは回避しましょう。

叱ったほうがいいタイミングは、以下の2つです。

危険があることをしたとき

1歳〜3歳の子どもは、まだ何が危険かわかっていないので、その都度「ダメだよ」と伝えます。

例えば「道路を飛び出しそうになる」「スプーンを咥えたまま動く」「熱いものに触る」などの場面があげられます。取り返しのつかない失敗をさせないように教えていきます。

逆に「高い遊具に登る」などの遊びは、保護者の補助を入れながら挑戦させて見守るようにしてあげたいものです。(後述していますが、自分でやりたい!には大人がサポートしながらやらせてあげましょう)

人を傷つけることをしたとき

イヤイヤ期は感情が制御できず、すぐに手が出たり、噛み付いてしまったりすることもありますので、見守りつつも、そういった行動に出そうになったら体で抱き止めてください。その後しっかり諭すことも忘れずに!

体も心も傷つけることはいけないこととして、伝えてあげましょう。

また、他人を傷つけることを言ったらすぐにやめさせてあげてください。

子どもの「イヤイヤ」が続くと、親もムキになって「ゆずるものか」とつい頑張ってしまうものですが、上記2つのポイント以外では、「負けるが勝ち」です。

ポイント② 子どもの「自分でやりたい!」に応える

「自分でやりたい」「もっとやりたい」という主張は、大切な発達のプロセスです。
危険なこと以外は、「自分でやりたい」という気持ちを尊重して、うまく対処していきましょう。

仕上げを子どもにさせてあげる

お手伝いなど、最後の1割をお子様にやらせてあげます。
終わったら「できたね!」と褒めてあげます。

「おしまい」を予告をしておく

子どもがやっていることについて、時間が限られているときは、10~15分前に「もうすぐおしまいになるよ」と伝えておき、数分おきにおしまいを伝えてあげてください。5分前には「本当におしまい」と撤収を開始します。

うまくできないことは、いっしょに練習

やりたいことをやらせてあげても、うまくできなくて混乱してしまうこともあります。
そんな時は、時間に余裕があるタイミングでいっしょに楽しく練習をしましょう。
急な「やりたい」には、代案を出してあげると納得することもあります。

カンシャクは見守るが吉

カンシャクは放っておくしかありません。落ち着いてきたタイミングで仕切り直しをします。
怒ったり、慰めたりせずにとにかく見守りましょう。

子どもの「イヤイヤ」は、工夫しだいで回避できることもある

イヤイヤ期(1歳、2歳、3歳)は工夫次第で回避

イヤイヤ期は、周囲の大人の臨機応変さが試される時期かもしれません。

工夫しだいで回避できる「イヤイヤ」もあるはずなので、お子さまをよく観察して先手を打てるようになると、お母さんの負担を減らすことができます。

また、ご家庭以外の環境を経験して社会性を育むことも「イヤイヤ期卒業」の一歩へと繋がります。

イヤイヤ期こそ、ガツンと怒らないで、最小限の注意を心がけて、お子様と笑顔で関わり続けたいものです。

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