言葉による反応はありませんが、言葉をかけてあげることや
リズムに合わせて身体を動かす相互同期生がみられます。
人はコミュニケーションを成立させるのに
適した仕組みを生得的に持っていることがわかります。
赤ちゃんからのサイン見逃さないで!応答することで会話は始まっています。
「あっあ~」「おぉ-」といったクーイングが始まります。
クーイングとは・・・「アァ-」「ウウ-」「ク-」など
鳩の鳴き声に似ていることから〝cooing〟と命名されました。
主に母音を用いた発音のことです。
クーイングは機嫌のいい時にでます!たくさんおしゃべりを楽しんでください。
「バブバブ」など繰り返しの多音節からなる喃語(なんご)が始まります。
この頃から声を出すことによって、〝うれしい〟〝気にいらない〟などの
意思表示ができるようになってきます。
喃語とは・・・初めは「バ・バ・バ」などの1音のものが多いですが、
やがて唇や舌の動きを活用し「バブバブ」「マンマン」「ブーブー」といった
繰り返しの音になり意味のある言葉へとつながっていきます。
成長するにつれ子音と母音の構造をもち発音の基本となる規準喃語を獲得していきます。
☆喃語などの赤ちゃん言葉を使うと赤ちゃんは言葉を覚えやすいようです。
「ブーブーきたね」「ワンワンかわいいね」など、この時期は一緒に喃語を楽しんでください。
ちょうだいと手を出すと持っている物を渡してくれたり、
指差しで自分の意思表示もできるようになり簡単な
コミュニケーションができるようになります。
また、自分の名前を理解できるようになり、
「パパ」「ママ」などの単語が出始める子もいます。
大人にとっては何を言っているのか全く分からないクーイングや喃語ですが
赤ちゃんにとっては意味のある、とても大切なコミュニケーションです。
声を出し反応してくれることに喜びを感じ、パパやママの
言葉1つ1つを身体全体で受けとめている赤ちゃん。
たくさん話しかけてあげてください。
赤ちゃんの言葉の習得につながるだけではなく、自分の存在を
親が認めて大切にされているという安心感で満たされるはずです。