0歳・1歳・2歳の睡眠について | 白ゆりベビースクール

埼玉県唯一の0歳,1歳,2歳児に特化した幼児教室 白ゆりベビースクール

2022.06.27

0歳・1歳・2歳の睡眠について

「寝る子は育つ」ともいわれるように、睡眠は大切な生活習慣の一つです。
この時期の子どもはちょっとした生活習慣の乱れやその日の体調、気分によって、睡眠リズムが崩れやすいものです。

不安定な生活リズムを改善していくためには、園だけでなく家庭との連携も必要になってきます。
それは保護者とのコミュニケーションを密にし、一人一人の睡眠状態を把握することからはじまります。

それぞれの子供の状態に合わせてできる事、働きかけにはどんなものがあるでしょうか。

◎0歳児~一人一人に合わせた環境作り~

 

この時期はまだ眠りが浅いためスムーズに寝つくまでには時間がかかります。
何か好きなものを触っていなければ落ち着かなかったり、
こだわりがあれば答えてあげるようにし
個々の「好き」な寝方を認めることで
安心して眠れるようになってきます。

0歳は1日の中で短くて浅い眠りを繰り返します。
また、睡眠のリズムが著しく変化していく年齢です
眠りたいときにすぐ眠れるように、睡眠の環境を整えていくようにしましょう!

◎1歳児~安定した睡眠リズムに整えていく~

 

「眠りたいのに眠れない。」に付き合いましょう。この時期は少しずつまとまった睡眠時間ができ始めます。
月齢によっても睡眠の状態に差が出始めます。眠りたいのに眠れない、怖い夢や周りの音で目が
覚めてしまうことも。
そんなときには、「大丈夫だよ。」と声をかけ安心できるようにします。
子どもが眠れないことを心配するのではなくどうしたら安心して眠れるかを考える事が大切です。

 

1歳児は睡眠の回数が減り、リズムに変化が出てきます。低年齢で午前中に寝ていた子も
午後だけの睡眠で足りてくる
移行の時期です。まだまだリズムは不安定なので時間を決めすぎず
成長に合わせてゆったり温かく見守っていきましょう。

◎2歳児~自分から「寝る」「起きる」習慣つくり~

「寝る時間」「あそぶ時間」の区別ができてきます。睡眠リズムも大分整ってきて
寝ているときと活動しているときの時間のメリハリがついてきます。
「しっかり寝ると元気に遊べる。」という感覚を身につけたい時期です。
2歳くらいになると、自我が芽生え始めるのでよく寝る子、寝ない子、寝たがらない子など個性も出てきます。

夢中であそんでいても

「眠い」「お昼寝したい」と気づけるようになってくるのもこの時期です。
「いっぱいあそんだし、疲れて眠いから寝るんだ。」
「たくさん寝てすっきりしたからまた思い切りあそぶんだ。」という睡眠の理由が分かり始めます。
自分の中で「寝る時間」「あそぶ時間」の区別がついてくると、安心感も生まれ、
1日が楽しく
過ごせるようにもなります。この時期に規則正しい生活の土台作りをしておきたいですね。

◎眠れないときの隠し技!

子どもが寝つけないとき、ぜひ、「素話」をしてみてください。素話とは絵本など何も用いない素朴なお話の事です。
童話、昔話、何でも構いません。小さいころから知っている話を短く、分かりやすく自分の言葉で伝えます。
耳から入ってくる言葉だけで物語を思い描くのでイメージを膨らませながら気軽に楽しめます。
あくまでも安心して眠れるための素話なので子どもが興奮しないよう、静かな声で淡々と語りかけるようにしてください。
絵がないぶん、最初から目をつむって聞くことができます。

 

素話は、自然な眠りに誘ってくれる最高の助け舟なのです。