感謝の心を持てることは、生きていく上で大切ですよね。
何かをしてもらって素直に「ありがとう」と言える人は、人からも好かれますし、言われた側は気持ちが良いものです。
子どもに対して「ありがとうは?」と、半ば強制的に言わせることもあると思うのですが、押し付けではなく、自然と感謝の心を理解してもらうには、どうすればよいのでしょうか。
今日は、感謝の心を育む方法と、その効果についてお話ししていきます。
喧嘩がはじまってしまうような険悪な雰囲気になった時、急に子どもが泣き出してしまうことはありませんか?
子どもは、大人が思う以上に周りを観察しており、不穏な空気も敏感にキャッチします。親の姿としっかりと見てくれているんですね。
そして、子どもは親の真似をして育っていくので、感謝の気持ちを育んで欲しい場合も、親がその姿を見せてあげることが大切になります。
家族の間で、きちんと言葉に出して「ありがとう」と伝える姿を見せてあげましょう。親の姿を見て学んでくれます。
「今日は、公園でたくさん遊べて嬉しかった。」
「好きなごはんを食べれて嬉しかった。」
などの嬉しい気持ちは、感謝に繋がりやすい感情です。
一日の終わりなど、子どもとゆっくり話せる時に、「今日はどんなことがあった?」「どんな嬉しいことがあった?」と話を聞いてあげましょう。
最初は、「うーん、思いつかない」と答えてくれないかもしれませんが、習慣にしていくと、無意識に嬉しかったことを探すようになります。
また、子どもに聞くだけではなく、パパ、ママはこんなことがあったよ、と親の嬉しかったことも伝えてあげてください。
パパ、ママは、こういう時に嬉しくなるんだ!と、子どもの視野が広がります。
スポーツなどのヒーローインタビューで、「支えてくれた家族やコーチのおかげです」と周りへの感謝を述べているシーンを見ることがありますよね。
何かを達成した時というのは、応援をしてくれた、アドバイスをしてくれた、親身に話を聞いてくれた・・・など、支えてくれた人がいるということを、深く実感しやすいタイミングです。
お仕事がうまくいった時、まわりへの感謝の気持ちを感じることはありませんか?
子どもも同じで、「できた!」というタイミングは、感謝の心を感じやすいのです。
「○○ができるようになったー!」と子どもが喜んでいる時に、本人の努力を認めつつ、「パパもママもいっぱい応援してたからね」「一緒に考えたもんね」とまわりのサポートがあったことを、さりげなく伝えてあげましょう。
確かにパパとママが親身になってお話を聞いてくれたし、アドバイスもしてくれたな・・・と自然と感謝の気持ちが生まれたり、感謝の心を伝えやすくなります。
感謝の気持ちが持てた時、あたたかく幸せな気分になりますよね。
これは脳の中で、心と体に良い影響をもたらすホルモン(セロトニン、ドーパミン、オキトシンなど)が分泌されていることによるものです。
幸せホルモンとも呼ばれる「セロトニン」は、感情や気分のコントロール、情緒の安定に深く関わりがあります。
「ドーパミン」は、心地よさを感じると出てくるホルモンで、モチベーションアップや、幸福感を生み出してくれます。
「オキトシン」は、誰かに優しくしたり、思いやりの心を持つことで出てくるホルモンで、ストレスを抑えたり、自立神経を整えたり、免疫を上げる効果があります。
素直にありがとう!と言える心は、人生をより豊かなに、幸せに導いてくれます。
形だけの「ありがとう」ではなく、心から感謝の気持ちを感じることができると良いですね!
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