自分の頭で考えて、答えを出すことができる「考える力」に注目が集まっています。
どんなに小さい子どもでも大人と同じ「自分で考える生き物」です。
しかし大人が先回りをしすぎて「考える機会」を奪ってしまうと、自分で考えなくてもいいや・・・と自ら考えることを放棄してしまいます。
今日は、子どもが小さなうちから身につけておきたい「考える力」についてお伝えしていきます。
考える力は、目まぐるしく変化していく社会の中で生きていくために、必要な力です。
AIなどの人工知能の発達でどんどん便利な世の中になっていく一方で、今ある職業は、10年先に存在するかどうかわからないとも言われていますよね。
ある程度のルーティン化ができて、マニュアルをこなしていくような仕事は、今後どんどんなくなっていくでしょう。
そんな世の中で求められているのは、自分の頭で考えることができ、問題解決の提案や、予期せぬ事態にも臨機応変に対応できる逸材です。
今は、インターネットで検索をすれば、すぐに答えが見つかってしまう超情報化社会です。
一時期、大学生が提出したレポートのほとんどが「コピペ」でできあがっていることが問題視され、ニュースになったことがありました。
自分の力で考えずとも、答えが見つかってしまう、あるいは解決のためのヒントを見つけられる時代なので、自分の頭で考える機会は昔よりも減っているように感じます。
このような時代だからこそ、考える力は、今とても重要視されているのです。
非認知能力という言葉をご存知でしょうか。
非認知能力とは、生きる力とも言われる、目に見えない感情や心の働きのことです。
例えば、
・意欲をもって粘り強く取り組む
・仲間と一緒に協力しながら物事を進める
・困難があっても自分の気持ちをコントロールして乗り切る
など、IQや学力などでは測れないけど、生きていく上で非常に重要な力です。人間力と置き換えることもできます。
考える力も、非認知能力に含まれており、ただ机に向かって計算問題などを解いただけでは身につくような力ではありません。
この非認知能力を伸ばしていくには、人格形成の土台の時期にあたる幼児期に鍛えることをおすすめします。
大人になってから伸ばすこともできますが、幼児期は、脳の発達が最も活発な時期なので、育みやすい時期と言えるでしょう。
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頭の良い子は、やってみたい→失敗→試行錯誤→再チャレンジ→成功というサイクルを持っています。
大切なのは失敗をさせてあげることで、うまくいかなかった原因を考えたり、次はこうすればうまくいくかもしれない、と何度もチャレンジさせてあげましょう。
失敗と成功を積み重ねることで、考える力を伸ばすことができ、自分でちゃんとできるんだと自信がついたり、チャレンジすることに尻込みしない子になります。
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大人があれこれ先回りをしてしまうと、子どもの成長の機会は失われていきます。
人から注意を受けるよりも、「やってしまった・・・」という失敗体験をすることの方が、人間は成長すると言います。
子どもに失敗する機会を与えてあげましょう。失敗は、成長の機会です。
本や図鑑などを読んだり、何かを吸収(インプット)しようとしている時は、実はそこまで思考が働いていません。
インプットをしている時よりも、自分の言葉で伝える=アウトプットする時に、考える力が働きます。
伝える相手は、誰なのか。
情報を伝える順番や、自分の言葉に直した時にどうしたら相手はわかってくれるのか、など、何かものを伝える時、説明する時は、様々なことに配慮しますよね。
自分ではわかっていると思い込んでいても、いざ、自分の言葉で説明しようと思うと、案外自分はわかっていなかった・・・なんてことは大人でもあると思います。
子どものうちから、アウトプットする機会を与えてあげましょう。
・自分の知識を伝える
・考え、思いを伝える
という機会を作って、自分の言葉で説明をさせてあげてください。
例えば、子どもの好きな本、アニメなどについて、知っていることを教えてもらったり、今日はどんな1日だったの?と聞いてあげたりしてみると良いと思います。
なかよし教室では、つみき遊びを通じて、考える力や集中力など、学習の土台となる基礎力を伸ばしています。
つみきは変幻自在なので、子どもの成長段階に応じて様々な遊び方や課題をだすことができます。
課題を解く中で、やってみたい→失敗→試行錯誤→再チャレンジ→成功というサイクルを体験するので、自然と考える力が養われていきます。
はじめのうちはつみきに飽きてしまって最後までやり通すことができない子もいますが、まわりのお友達の様子をみたり、先生の応援が力となって、徐々に目の前の課題に取り組みはじめます。
あそびの感覚で考える力を育ててみませんか?
月に数回の無料体験もありますので、遊びにきてください。