近年、教育の現場で注目されている「非認知能力」ですが、中でも重要とされているのが「自制心」です。
大学の研究でも、自制心の有無によって、子どもの将来が左右されるということが分かっています。
今日は、幼児期にこそ育てたい「自制心」についてお話しして行きます。
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自制心とは、漢字の通り「自分を制する心」すなわち自分をコントロールする力のことです。
自制心のない子は、落ち着きがなく、我慢ができなかったり、思い通りにならないと泣き叫んでしまう、など
その場に合わせたスイッチの切り替えがうまくできません。
静かにしないといけない場所で、駄々っ子になってしまったり、
パパママが忙しいタイミングで、抱っこ〜〜と甘えてみたり・・・。
みなさんにも、子育てする中で思い当たる経験はありませんか??
これが小さいうちならまだ可愛いものかもしれません。
しかし、自制心が育たないうちに、幼稚園、小学校・・・と成長していくと、勉強に集中することができない、失敗したり怒られるとやる気を失ってしまう・・・など、その後の人生に大きく影響が出る可能性があります。
自制心の重要性がわかる、スタンフォード大学の実験をご紹介します。
通称「マシュマロ実験」といいまして、心理学の世界ではとても有名な実験です。
4歳の子どもたちに、一人ずつマシュマロを与えます。
そして、子どもたちにある約束事をします。
「今から15分席を外すけど、その間にマシュマロを食べずに我慢していたら、もう一つマシュマロをあげるよ」
15分間席を外した後、マシュマロを食べずにいた子どもは自制心があるとみなし、食べた子どもは自制心が無いと見なします。
そして、実験に参加した子どもたちを18年の間追跡調査を行い、マシュマロを食べずにいた子どもと、食べた子どもの人生にどのような差が現れるか調査しました。
すると、マシュマロを食べなかった子どもは、周りから評価され、社会的な成功を収めている人が多いことがわかりました。
この結果から、研究者たちは「大きな成果のために、目先の欲求を辛抱する能力(=自制心)が高いと、社会的な成功を収めやすい」という結論を出しました。
「三つ子の魂百まで」と言われるように、幼児期の形成された人格は、大人になってもベースとして残り続けるものなのかもしれません。
では、自制心を養うには、どうすれば良いのでしょうか。
白ゆりベビースクールでは、自制心を養うには、
①集中して物事に取り組む体験をさせる
②その中で挑戦できる目標を設定する
③成功と失敗を繰り返す
この3つが、心をコントロールする上で重要だと考えています。
とは言っても、2~3歳の子どもは、決まった時間椅子に座らせるだけでも大変なことだと思います。
なので「あそび」の感覚をベースに子どもたちの好奇心を自然と引き出しながら行うことも大切なポイントです。
お子さまが何に興味を持っているのかな??というところに注目して、「何かルールを決めたり目標を決めて、やらせてみる」ことをご家庭でも試していただくと良いと思います!
なかよし教室は、つみき教材を使って子どもたちの興味・関心を引き出しながら、課題にチャレンジして行きます!
みんな黙々と課題に集中しています!
みんな最初からできていたわけではありません。
継続しているうちに徐々に目の前の課題に取り組めるようになって行きます!
無料体験もあるので、よかったら教室に遊びにきてみてくださいね。
しっかりとコロナ対策をしてお待ちしております。
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