子どもの急な不機嫌や癇癪に対して、どう対応すればいい?? | 白ゆりベビースクール

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2021.05.01

子どもの急な不機嫌や癇癪に対して、どう対応すればいい??

子どもの急な不機嫌や、癇癪に困っている親御さんは、多いのではないでしょうか。

さっきまであんなにニコニコしていたのに・・・と、その豹変ぶりに戸惑ってしまうこともあると思います。

今日は、子どもの急な不機嫌や癇癪について、お話していきたいと思います。

子どもの癇癪の原因

まず、どんなことが原因で癇癪を起こしてしまうのか、というところに触れてみたいと思います。

はじめての体験や、変化に対応しきれない

この世に生まれてからまだ数年の子どもにとって、日常は「はじめて」の連続です。

その「はじめて」のコト・モノに対して、子どもは、良いも悪いもなく全力で受け止めることしかできません。

大人であれば、自分に合わないものは合わないと突っぱねたり、こういうこともあると割り切ったり、うまくいかない事に対してもう一度やり直そうと思ったり、距離をとることができますが、子どもにとっては、すべてがはじめての経験です。

はじめての体験に不安を覚えたり、イメージ通りにいかなかった場合にどうすればいいのかわからない!・・・という時に、「ぎゃーー」と癇癪を起こしてしまうことがあります。

少しずつ経験を積ませてあげて「こういう時は、こうすればいいんだ」「不安に思わなくても大丈夫なんだ」と学んでいけば、徐々に落ち着いて対応していくことができるようになっていきます。永遠と激しい感情表現が続くわけではないので、この子は学びの途中なんだと思うようにしましょう。

いつもと同じではないことへの不安を抱いている

3歳くらいまでの子どもは、「いつもと同じ」ということに対して強いこだわりを見せます。

お着替えの時に、パンツから履く。

靴下は、右から履く。

コップの向きや置き場。

保育園に通うまでの道のり。

大人が「え、そんなことまで気にするの?」と思うくらい、いつもと違うことに対して敏感に反応します。

例えば、ママがいつも右足から靴を履かせてくれているのに、パパが左足から履かせようとしたとします。

このように決して害があるように見えないことに対しても、いつもと違うというだけで、違和感を覚えて、癇癪を起こしてしまうことがあります。

日頃から「いつもと同じ」ということを心がけてあげたり、「いつもと同じ」が難しい場合は、事前に説明をしてあげるようにしましょう。

大人に気持ちを理解してほしい

癇癪を起こしている背景には、何らかの自己主張があります。

自分に合わないものは、合わないと突っぱねることができなかったり、微妙なニュアンスを伝えることができない。

この気持ちをどうしてわかってくれないのーー?と爆発してしまい、癇癪を起こしてしまうことがあります。

なので、どうしたら自分の気持ちを理解してくれるのか、というコミュニケーションの術を身につければ、癇癪という形で表面化することは無くなっていくはずです。

癇癪を起こしたら、大人はどんな風に接すればよいのか

癇癪の原因となることをお話してきましたが、癇癪を起こした子どもに対して、大人はどのように接すれば良いのでしょうか。

2つの方法にまとめてみました。

すぐに受け止める

子どもが嫌だと主張していることに対して、すぐに受け止めることが大切です。

前述のように、子どもは「わかって欲しい」から大人に対して主張をしているので「わかってくれたんだ」と感じると、抵抗する気持ちが、落ち着いていきます。

すぐには泣き止んでくれないかもしれませんが、パパママが「わかってくれたんだ」という実感は、自分は愛されているんだという自己肯定感にも繋がっていきます。

親子関係を構築する上で、「わかってくれる」という信頼関係はとても大切なので、すぐに泣き止まなくても「最初にまずは受けとめる」ことを実践してみてください。

「自分でやりたかったね〜。」

「いつもの公園に寄りたかったね。」

と、子どもの主張をオウム返しする形で、代弁してあげてください。

「わかってくれた」という安心が、親子の絆をより深めてくれます。

「泣く」以外の伝え方を教えてあげる

子どもが癇癪を起こした時に、泣きじゃくってしまうのは、泣きじゃくる以外にのコミュニケーションをとる術を知らないからです。

でも「ギャー」と泣くだけでは、まわりの大人には、いつまでたっても伝わらないですよね。

少しずつでいいので、こういうときは、こう言ってみてね、と自分の言葉で感情を伝える術を教えてあげてください。

「もっと遊ぶ。」

「これ、ちょうだい。」

「僕、わたしが、やる。」

など、具体的な言葉を教えてあげましょう。

言葉の発達に関しては、個人差があり、それぞれのペースがあるので、無理やり教えこもうとする必要はありません。

ただ、癇癪を起こして自己主張をしようとするということは、即ちコミュニケーションを取りたいという意思があるということです。

話したい!という意欲のある・なしでは、言葉が発達するスピードも違いますので、少しずつ「言葉」というものの存在を教えてあげてください。

言葉を使ったコミュニケーションを取れるようになれば、癇癪という形での自己主張は減っていくはずです。

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癇癪は、脳がしっかり動いている証拠

癇癪を起こすということは、自己主張ができている証拠です。

自己主張ができる=自分の頭の中にしっかりとした考えがあり、脳が動いているということです。

癇癪は起こして欲しいものではないですが、自分の意見がなく「人に意見を任せる」ような人間には、育って欲しくないですよね。

激しい感情表現に疲れてしまうことも多々あるかと思いますが、「自分の頭で考えられる賢い子」に育っているということを忘れずに接してあげてくださいね。

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