実はぐんぐん成長している!子どもの成長過程における沈黙期 | 白ゆりベビースクール

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2021.10.10

実はぐんぐん成長している!子どもの成長過程における沈黙期

何かをやらせても興味を持ってくれない。
しばらく様子を見ても、うまくできているように見えない。
うちの子には、向いていなかったのかも。。。

習い事など、子どもに新しいことをやらせてみると、このような不安や歯痒さを感じられることはないでしょうか。

でも、一見うまくいっていないように見えるその状況は、もしかしたら「沈黙期(サイレントピリオド)」かもしれません。

沈黙期(サイレントピリオド)は、成長過程で起こる現象

語学の習得過程でよく扱われる言葉

沈黙期に関するイラスト

沈黙期(サイレントピリオド)という言葉は、語学の習得に関してよく使われます。

たとえば、あるご家庭で子どもを英語教室に通わせたとします。

教室での様子を観察していると、ほとんど発音していなかったり、あまり積極性が見えず、楽しそうでもありません。

しばらく通わせても、同じような調子だったので「ほかの子は、大きな声で発音しているのに、この子は、英語に興味がないのかも。」

と、親御さんは思いました。

しかし、それからしばらく時間が過ぎると、突然、英語を使おうと頑張って話し出すようになりました。

一体、子どもにどのような変化があったのでしょうか。

沈黙期は、成長している期間

親御さんから見て「この子は、英語の興味がないのかも」と思っていた期間は「沈黙期(サイレントピリオド)」と言われている、

・頭の中で英語への理解を進めている
・先生の発音を聞くことに集中している
・英語で話す環境に慣れようとしている
・どうすれば上手に発音できるのか考えている

など、新しいことを吸収しようとしている期間だったのです。

この沈黙期は、語学学習に限らず、子どもが成長していく際に起こりうる現象です。

興味を示しているように見えなかったり、楽しそうにしていなくても、実は子どもの中ではどうすれば良いか戸惑っていたり、がんばって理解しようとしているかもしれません。

興味や好奇心が育つには、時間がかかる

公園で遊ぶ親子

はじめてのこと・ものに出会ったとき、ワクワク!と楽しい気持ちになることもあれば「ふーん」で済ませてしまうこともあります。

「ふーん」で済ませるものは、まだそれが「なんなのかよくわからないもの」であり、よくわからないからこそ「おもしろみ」を感じていません。

でも、しばらく向き合い続けていると、「気づき」や「魅力」を発見して、「ふーん」と通り過ぎようとしていたものが、突然輝きだすことがあります。

これは、時間をかけてやってみなければ、わからないことですよね。

まわりの大人は、沈黙期を超えていく手助けを

先生と子ども

ものごとのおもしろさを知るには、「できた!」を体験させてあげることも大切なポイントです。

一つのことに熱中したり、集中するような子は、小さな成功体験を積み上げています。そしてそのきっかけは、本当に些細なことだったりします。

たとえば、

・公園に咲いているお花の名前を言ったら、先生に褒められた
・お絵かきをしていたら、「上手!」とお友だちに言われた
・元気よく挨拶を大きな声でしたら、近所の人に褒められた

など、本当にちょっとしたことがきっかけになりますので、子どもがやったことに対して「ちゃんと見てるよ!」という反応をしてあげると良いと思います。

リリーでも、子どもたちの日々の成長や変化はしっかり見るようにしていて、その様子はお母さんにも報告することがあります。

「見てくれていた!」というのは子どもたちにとって、嬉しいことで、もっとがんばってみようという意欲にもつながるので、声かけするようにしています。

また、目に見えて変化することがなかったとしても、水面下ではぐんぐん成長している可能性が十分に考えられます。

成長のスピードは、個人差がありますし、焦りは禁物です。

ゆったりとした気持ちで成長を見届けることが、子どもの才能の開花につながっていくはずです。

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