皆さんは、お子さまにどんな子に育って欲しいと思いますか??
自然と挨拶ができる子になってほしい。思いやりのある優しい子になってほしい。人に迷惑をかけず、相手の心に寄りそえる子になってほしい。など、色々な思いがあるかと思います。
教育哲学者の森信三先生は、そのような人間形成の原点は「しつけ」にあると言われています。
「しつけ」と聞くと、堅苦しいイメージを持たれるかもしれませんが、森先生の提唱する「躾の三原則」は、とてもシンプルな方法です。
今日は、川越白ゆり幼稚園・リリーでも実践している「躾の三原則」についてお話していきたいと思います。
躾の三原則とは、教育哲学者の森信三先生が提唱する、人間の基本姿勢や品格を育てる躾の方法です。
森先生は、「躾の三原則」「立腰教育」など、子どもの心を育てる教育方法や、人生哲学を記した著書を数多く残されています。
その手法は、どれも実践的で具体的なものです。
「躾の三原則」も同じく、子どもでも理解しやすく、実践しやすい内容になっています!
<躾の三原則>
一、挨拶は自分から先にしよう
自分から先に挨拶をする習慣を身に付けることで、円満な対人関係の土台を作ります。
二、返事はハイとはっきりしよう
名前を呼ばれたら瞬時に返事が出来る子は、素直な心と行動力が身に付きます。
三、履物を揃え椅子は入れよう
脱ぎっぱなし、出しっぱなしの精神を無くし、自分の行動に責任を持てる、けじめのある心を育てます。
どうですか??3つとも、日常生活に根ざしていて、シンプルで実践しやすいものではないでしょうか。
躾の三原則は、どれも日常の中にある振る舞いや所作で、決して難しいものではありません。
そして、シンプルなルールの中に、他人に対しての「気遣い」や「気配り」が多分に含まれています。
家族との関係、お友達との関係、先生との関係・・・お子さまが経験する小さな社会にも、人との関わりがたくさんあります。
他人への思いやり無くして、良好な人間関係は築けません。
乳幼児期は、子どもの性格や気質の原体験となる時期になりますので、まわりとどんな関わり合いを持つのか、どんな態度で人と接していくのか、大人もお手本を見せてあげながら、見守ってあげられるといいですね。
コロナの影響で、お家で過ごす時間が増えた方が多いと思います。
幼稚園に行けない、習い事にいけない代わりに、お家でもできる「躾の三原則」を取り入れてみてはいかがでしょうか。
同じく「立腰」についても体一つあればできることです。
立腰は、心も身体も元気になる生活の基本姿勢です。
▼立腰教育
幼児教育で注目される立腰。主体性が身につく等の様々な効果が!
ご家族でお互いの姿勢を確認しながら、チャレンジしてみてください!