子どもの習い事で、常に人気のある水泳。
習わせたい理由の多くは「スポーツ万能になってほしい」「体力づくりになる」「健康体になってほしい」 など、フィジカル面を鍛えることが挙げられているようですが、
水泳から引き出される多彩な動きは、脳の発達にも良い影響を与えることがわかっています。
今日は、まだあまり知られていない水泳の効果についてお伝えしていきます。
脳は、五感を通じて様々な刺激を受け取ることで発達していきます。
五感とは、人間が持って生まれた「味覚」「聴覚」「嗅覚」「視覚」「触覚」の5つの感覚のことで、外からの刺激を受けながら徐々に育ちます。
水泳は、水中で行うスポーツですが、陸で過ごすのと、水中で過ごすのとでは、受け取る感覚がまったく異なります。
浮力が働いて無重力な状態や、水の「冷たい」という感触、水圧、水面にできる波など、さまざまな刺激を脳は受け取っています。
脳は、そのような環境下で安全な状態に保つために、常に外部からの刺激を受け取り、あらゆることに考慮しながら活動しているので、水の中にいるだけでも、脳にはたくさんの刺激が与えられているのです。
また、水泳は、全身をリズミカルに大きく動かしますが、リズム的な有酸素運動は、脳のシナプス形成を促進します。
シナプスとは、神経細胞のつなぎ目のことで、情報を伝達する役割があり、シナプスが多ければ多いほど、たくさんの情報を処理することができ、頭の回転が早くなります。
特に幼児期は、シナプスの形成が盛んに行われているので、水泳による刺激はシナプス形成にとても効果的と言えるでしょう。
プールの中は、身体を浮かせることができるので、上下・前後・左右のすべての空間を自由自在に行き来することができます。
重力に影響されず自由に動ける分、自分が今どこにいて、手足がどんな状態にあるのか、頭の中で三次元的にイメージする力=空間認知能力が自然と養われます。
「空間認知能力」は、ものの向きや大きさ、もの同士の位置関係などを素早く正確に認知することができる力です。
空間認知能力が高いと、地図を読んだり、算数の図形問題を解く時に有利と言えます。
また、ものの構造を理解することができるので、自動車や機械などの図面を書いたり、設計する能力も高いと言えるでしょう。
運動能力だけではなく、脳の発達にも効果のある水泳ですが、はじめるなら幼児期がおすすめです。
人間の脳は、生まれて間も無く急激に発達し、3歳にして全体の80%はできあがるので、幼児期が、もっとも「伸び代」のある時期と言えるのではないでしょうか。
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