日本の最難関と言われる東京大学。「東大卒」と聞くと、なんだか一目置いてしまう、そんな印象を持つ方は多いのではないでしょうか。
いったいどのような勉強をしてきたのか。どんな子ども時代を過ごしたのか等々、気になるところですが
今回は、東大生が子どもの頃にどんな習い事をしていたのか調査しました。
お子さまの習い事を検討中の方にとって、参考となれば嬉しいです。
東大生が習っていた習い事の第一位は、スイミングです。
スイミングといえば、東大生という括りでなくても人気の高い習い事です。
ベビースイミングなどもあり、比較的に低年齢からはじめやすく、水中での刺激は、幼児期の子どもの脳に良い刺激を与えると言われています。
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スイミングを含めてスポーツは、昨日今日の頑張りが明日になって成果として表れるようなものではないので、地道な努力と粘り強さが必要です。
特にスイミングは個人競技なので、自分との戦いであり、うまくいかない状況であっても自分自身をコントロールして、努力を続けていく姿勢が大切です。
そのような経験が学習に対しても、いきてくるのかもしれません。
そう考えると、運動能力を高めることができ、学習にも応用の効く「文武両道」な習い事と言えるのではないでしょうか。
スイミングに続く2位は、ピアノがランクインしています。
ピアノは、昔から情操教育によいとされており、豊かな感性や表現力を養うことができます。
また、左右の手で異なる動きをするので、脳にとって良い刺激になります。
ピアノ教室の発表会など、日頃の成果を見てもらえる場があることで「目標に向かって、努力していく力」が身に付くところも魅力です。
続いて、3位には英会話がランクインしています。
小学校の授業で英語が必修化されているということもあり、ますます関心が高くなっている英会話ですが、
ある研究では、母国語以外の言葉を習得できる環境にいることで、脳の発達に良い影響を及ぼしているという結果が出ています。
具体的には、自分で自分をコントロールする力(自制心)が発達するそうで、「宿題をやる」「間違えたところを解きなおす」など、学習に対しての意欲に影響があるのではないでしょうか。
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ここから先は、東大生が習っていた習い事第一位のスイミングについて、その魅力を深掘りしていきたいと思います。
スイミングには、
●心肺機能が向上する
●免疫力を高める
●全身をバランスよく鍛えることができる
など、様々な効果がありますが、「頭の良さ」につながる理由について探ってみました。
スイミングは、水圧がある中で全身を動かすので、プールを端から端まで泳ぐだけでも相当な運動量になります。
どんなに息が苦しくて疲れていても、足をつかずに粘り強くゴールを目指すスポーツです。
「あと少しでゴールだ」「絶対に足をつかないぞ」と、苦しくても頑張る姿勢は、学習においても非常に大切です。
スイミングでは反復練習を行い、何度も何度も自分の限界にチャレンジしていくので、続けていれば忍耐力が身につくはずです。
スイミングの習いはじめは、足をつかずに泳げるようになることがゴールになりますが、それが達成できると、今度は「どうすれば、もっと早く泳げるかな?」「もっと楽に泳げないだろうか」と考えるようになります。
そうすると、自分で泳ぎ方を工夫したり、速く泳げる人を観察したり、コーチにアドバイスを求めて客観的な意見をもらってそれを取り入れようとしたり、トライ→失敗→工夫→リトライ→成功 というサイクルを繰り返します。
実は、このサイクルを繰り返し体験することが、頭の良い子を育てる上で重要で、サイクルを何度もまわしていくことによって
●思考力
●自分を客観視する力
●失敗しても諦めない力
学習に必要な力が身につきます。
スイミングは、顔を水につけるところからはじまり、水中で息を止めたり、浮き具をつけて水に浮かんだり、徐々に水に慣れていき、
●プールの中で歩く
●ビート板で泳ぐ
●自分の手足だけで泳ぐ
●足をつかずに泳ぐ
●長い距離を泳ぐ
・・・のように、少しずつ段階を踏んで上達していきます。
陸で行うスポーツと比べると、慣れない水中での活動はたくさんのステップを踏んでいく必要があるのです。
たくさんのステップを踏む分「できた!」を実感しやすく、「練習していれば、できるようになるんだ」という体験をたくさん積むことができ、これは学習においても大きな力になります。
また、スイミングスクールによっては進級制度があり、自分のレベルが上がっていくことを実感しやすいです。
自分の成長を実感しやすいという点は、スイミングの利点と言えると思います。
空間認知能力とは、物の大きさ、位置関係を理解する能力のことです。
日常生活では、地図を読んだり、風景画や立体物を描く時に役立ちます。
プールでは、身体を浮かせながら、上下・前後・左右の空間を自由に行き来するので、陸にいる時よりも空間をより意識的に捉えようとします。
そのため、スイミングには空間認知能力が鍛えられる効果があります。
学習においては、算数で図形の問題を解く時などに有利な力です。
また、物の構造に対する理解が強いので、自動車や機械の図面を描いたり、設計する能力も高くなります。
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東大生を対象に行ったアンケートでは98.5%が、「子ども時代に習い事を経験している」と回答しています。
そのうちの93.6%の学生が、「習い事によって、勉強面で良い影響があった」と答えています。
一見、学習に関わりがなさそうな習い事(スポーツや芸術)であっても、習い事を通じて
●自分の頭で考える力
●集中力
●忍耐力・粘り強さ
●努力する力
●自分の感情をコントロールする力
などの非認知能力、ひいては、子どもの夢や目標を叶える力が培われていくように思います。
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無料体験のお申し込み※東大生へのアンケートは、「東大家庭教師友の会による著書『頭のいい子が育つ習い事』」を参考にしています。